株式会社ハーモニ産業の開繊機構は、風洞管とよばれる空気流作用のある独自のボックスの上を、炭素繊維、ガラス繊維等のような集合体繊維を通過させることで、従来にない高い倍率、均一性を持った開繊を可能にしています。開繊によって得られる第一のメリットは、粘性の高い樹脂でも、従来のような高温、高圧による複雑な手法を用なくても含浸が容易に出来るようになるという点です。開繊により、フィラメントの間隔が大きくなり樹脂が入りやすくなることで、樹脂含浸における効率化、高速化が期待できます。また、均一な開繊糸からは、それを均一に分糸する、例えば12K開繊糸を4分割することで、4本の3K相当品の製作が可能になります。 開繊装置は、実際に使用する原糸を用いての開繊テストを事前に行った上で打ち合わせを行い、細かい仕様を決定し製作するため、基本的に各ユーザーの目的に合ったオリジナル設計となります。
○油圧空圧機器、メカトロニクス機器、搬送運送機器、各種試験機、科学機器、分析機器、省力化設備設計製作 ○開繊関連装置の設計製作