新世紀も時を重ね、ITやハイテクの進歩のスピードはますます加速度を高め、その恩恵なくては生活も仕事もままならない時代と言っても過言ではないでしょう。株式会社宮原合成もそのエレクトロニクス分野への製品供給の先端企業としての責任と使命を痛感しております。昭和38年の創業以来、その時代のその社会の多彩なニーズに柔軟に対応し、市場の様々な変化・進化へも的確に取り組んでまいりました。宮原合成の歩みは、未知なる領域への挑戦と、最高水準の技術基盤の構築の歴史だと自負しております。常にフレキシブルな発想と先進性を持って研究開発や新技術の導入を計ってきたつもりです。一歩先を見た独自なもの、宮原合成のアイデンティティーに即したオリジナルの設備にこだわって組み入れてまいりました。しかし、どんなに高度な機械やシステムを駆使しても、ひとつひとつコツコツと手をかけて創り出す「基本的なモノづくりの精神(こころ)」は失ってはならないと強く感じております。生産システムやコンピュータパネルばかり見るだけでなく、その先にあるモノ(製品)や、それを用いるヒトテクノロジーは信頼しますが、信用し過ぎてはならないとも思います。